性同一性障害:「思い尊重を」/境界を生きる 性分化疾患(毎日新聞)
今日は、バレンタインデー。
女性から男性に愛を告白する日、だそうです。
わが家はずっと男のこがたくさんいて、女はわたし一人だったので、
毎年、「愛を込めて」チョコをプレゼントしてきました。
で、関係者の男性たちには、数日前に、すでにチョコをプレゼント済み(笑)。
今日はこれから、名古屋高裁に、最高裁に提出する住民訴訟の、
上告受理申立理由書を提出しに行きます。
24ページにもわたる力作で、書いたのは連れ合い。
わたしは先ほど、誤字脱字の最終チェックを頼まれて、全文を読んだところです。
数日前、毎日新聞の一面トップに、「性同一性障害:小2の秋から「女の子」…性切り替え容認」の記事が載っていました。
「性同一性障害」「性分化疾患」などの問題にずっと取り組んできた、
毎日新聞のスクープ記事です。
川端達夫文部科学大臣も支援を表明。
中日新聞にも昨日、記事が載っていました。
性同一性障害については、テレビでもドラマになったこともあり、ことばは知っているけれど、
社会的に受け入れるようにはなっていなかったというのが、昨年の状況。
一歩前進です。
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毎日新聞は、昨年秋、「性分化疾患」についても特集を組み、
読者から、大変な反響があったそうです。

こういう取り組みを見ると、マスコミの果たす役割は大きい、です。
わたしもこの連載記事を切り抜いていたのですが、
webのリンクがすぐに切れてザンネンに思っていたら、
復活したので、以下に紹介します。
境界を生きる 性分化疾患/2 揺れ動く心と体
境界を生きる 性分化疾患/3 子の性別、親が選んだ
境界を生きる 性分化疾患/4 告知…娘は命を絶った
境界を生きる 性分化疾患/5 金メダリスト、さらし者に
境界を生きる 性分化疾患/6止 存在、認める社会に
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女性から男性に愛を告白する日、だそうです。
わが家はずっと男のこがたくさんいて、女はわたし一人だったので、
毎年、「愛を込めて」チョコをプレゼントしてきました。
で、関係者の男性たちには、数日前に、すでにチョコをプレゼント済み(笑)。
今日はこれから、名古屋高裁に、最高裁に提出する住民訴訟の、
上告受理申立理由書を提出しに行きます。
24ページにもわたる力作で、書いたのは連れ合い。
わたしは先ほど、誤字脱字の最終チェックを頼まれて、全文を読んだところです。
数日前、毎日新聞の一面トップに、「性同一性障害:小2の秋から「女の子」…性切り替え容認」の記事が載っていました。
「性同一性障害」「性分化疾患」などの問題にずっと取り組んできた、
毎日新聞のスクープ記事です。
川端達夫文部科学大臣も支援を表明。
中日新聞にも昨日、記事が載っていました。
| 性同一性障害:小2の秋から「女の子」…性切り替え容認 毎日新聞 2010年2月12日 埼玉県の公立小学校が性同一性障害(GID)と診断された小学2年の男児(8)に対し、学年の途中から女児としての登校を認めていることが分かった。全校児童や保護者にも事情を公表している。専門家によると、小学校入学時に学校と相談し戸籍と逆の性で登校を始める例は学会で数例報告されているが、在学途中で生活上の性別を切り替えるのは初めてとみられる。これまで光が当たらなかった子どもの性同一性障害とどう向き合うか、議論が活発化しそうだ。 ◇埼玉の公立小 家族によると、児童は幼稚園の段階から体が男であることへの違和感があり、小学校入学後は男児用の水着を着たり立って小便することへの苦痛を激しく訴え、不眠がちになった。このため昨年2月に埼玉医科大のジェンダークリニックを受診、翌月GIDと診断された。主治医の塚田攻医師は診断書に「就学等の適応を阻害しないために女性として扱う配慮が望ましい」との意見を記した。 学校側は主治医や親と相談し「本人の苦痛を取り除くことを最優先しよう」(校長)と判断。夏休み明けの同年9月、校長が全校児童に、母親がクラスの保護者に説明し、女児としての学校生活が認められた。 児童は学籍は戸籍通り男児のままだが、男女別に整列する際や体育の授業などでは女児のグループに入っている。「からかわれることもあるけれど、スカートをはいて学校に行けるのがうれしい。女の子の友だちもたくさんできた」と話す。 子どものGIDが公になることはまれだが、岡山大の中塚幹也教授らが当事者661人に聞き取り調査したところ、約8割が小学校高学年までに身体的な性別への違和感を覚えていた。さらに全体の約7割が自殺を考え、約2割は未遂などの経験があった。自殺を強く考えた時期は中学生が37%で最も多く、小学生も約13%。 中塚教授は「今も多くの子が誰にも相談できず悩んでいるのでは」と推測する。GIDの当事者でつくる「性同一性障害をかかえる人々が、普通にくらせる社会をめざす会」の山本蘭代表は「個々の学校の対応に任せず、国として実態を把握し、教育現場の指針を策定してほしい」と話している。【丹野恒一】 ◇性同一性障害 身体的な性別と心理的な性別が一致せず、体に強い違和感を覚えて悩む疾患。正確な統計はないが、国内に少なくとも1万人以上いると推計される。04年に一定の条件を満たした成人に対し、戸籍上の性別変更を認める特例法が施行され、08年までに1263人が認められている。 ----------------------------------------------------- 性同一性障害:「思い尊重を」文科相 毎日新聞 2010年2月12日 性同一性障害(GID)と診断された埼玉県の公立小2年の男児(8)が、学年の途中から女児としての登校を認められたことについて、川端達夫文部科学相は12日の閣議後会見で、GIDの子供への支援に積極的な姿勢を示した。 川端文科相は、埼玉のケースを確認していないとしつつ「当人にとって非常にアイデンティティーにかかわる問題。本人の思いを最大限尊重してあげるべきだと思っている」との見解を示した。そのうえで「子供に関して(GIDが)顕在化することは少なかったと思うが、法的な制度など幅広く政治の立場で検討する時期に来ている」と述べた。 |
| 小2の性別変更容認 性同一性障害で 2010年2月13日 中日新聞朝刊 心と体の性が一致しない性同一性障害(GID)と診断された小学二年の男児(8つ)について、埼玉県内の公立小学校が昨年九月から女児としての通学を認めたことが十二日、関係者への取材で分かった。性同一性障害学会によると、小学生が学年途中で性別を変える例は珍しいという。 地元の教育委員会などによると、男児は幼稚園入園前から「女の子になりたい」と話していた。二〇〇八年十月、母親が市に相談。市の助言で児童が医療機関を受診したところ、昨年三月にGIDと診断を受け、主治医は「就学などの適応を阻害しないよう女性として扱う配慮が望ましい」と意見を付けた。 教育委員会や学校は「子どもの苦痛を取り除き、気持ちを最優先する」と判断。学校側は昨年九月の始業式で校長が全校児童に事情を説明。男児の母親も同じクラスの保護者に事実を伝え、理解を得たという。 以降、男児は学籍は男児のままだが、女児と分かる服装で通学。女性職員用のトイレを使用し、体育の授業などの整列時には女児の列に並ぶなどしている。運動会の徒競走では体力差を考慮して男児と走った。 性同一性障害学会理事長の大島俊之・九州国際大教授は「男性の特徴がより顕著になる二次成長に向け、教育現場が周囲の理解を深めていけるかが課題だ」と指摘する。 埼玉県教育局によると、県立高校で、〇七年度にGIDの女子生徒が三年の進級時から、男子生徒として通学が認められたケースがある。 |
性同一性障害については、テレビでもドラマになったこともあり、ことばは知っているけれど、
社会的に受け入れるようにはなっていなかったというのが、昨年の状況。
| 言葉知られても受け入れ進まず=「性同一性障害」で意識調査 時事通信 2009.8.8 体の性と心の性が一致しない「性同一性障害」について、言葉はほとんどの人が知っているものの、受け入れる社会になっていると考える人は3人に1人程度にすぎないことが8日、理解促進活動を行っている「『GID(性同一性障害)シンポジウム2009』実行委員会」が実施したアンケートで分かった。 アンケートは、一定要件を満たせば戸籍の性別を変更できる性同一性障害特例法が施行されて7月で5年となったことから、一般の認識の変化などを調べるため、全国の男女1038人を対象にインターネットを通じて行った。最高裁によると、2007年度末までに性別変更が認められたのは841件。 アンケートによると、「性同一性障害」という言葉について、「知っている」と回答したのは85.2%。「なんとなく聞いたことがある」を合わせると99.5%に上った。どのような病気かについても「知っている」と「およそ知っている」の合計は96.6%に達した。 一方、「現在の社会が当事者を受け入れる社会になっていると思うか」との問いに「なっている」としたのはわずか0.7%。「ある程度」を合わせても36.3%にとどまった。 「友人・知人」または「家族」が性同一性障害だった場合、事実をオープンにできるかでは、「できない」「おそらくできない」としたのは友人・知人の場合39.6%。家族では66.5%となった。(時事通信 2009/08/08-05:27) |
一歩前進です。
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毎日新聞は、昨年秋、「性分化疾患」についても特集を組み、
読者から、大変な反響があったそうです。

こういう取り組みを見ると、マスコミの果たす役割は大きい、です。
わたしもこの連載記事を切り抜いていたのですが、
webのリンクがすぐに切れてザンネンに思っていたら、
復活したので、以下に紹介します。
| 境界を生きる 性分化疾患/1 診断「100%の正答ない」 男か女か。人生を左右する重大な決定が新生児医療の現場で揺らいでいる。染色体やホルモンの異常により、約2000人に1人の割合で発生するとされる性分化疾患。医師たちはどのような判断を迫られ、患者や家族はどんな思いを抱えているのか。【丹野恒一】 ◇染色体、生殖能力…要因複雑/ずさんな性別判定、今も 「あの子、女らしく育ってくれるだろうか」。東京都世田谷区の国立成育医療センター。性分化疾患の研究・治療で国内をリードする一人、堀川玲子・内分泌代謝科医長は、センターが開所した02年から診察を続けている一人の子の成長がずっと気になっている。 その子は生後約1年で、地方のある大学病院から「陰茎(ペニス)の発達異常がある男児だが、男性ホルモンをいくら投与しても大きくならない」と紹介されてきた。しかし、詳しく検査してみると染色体は女性型のXXで、子宮や卵巣もちゃんと備わっていた。男性ホルモンの過剰分泌が原因で女性の陰核(クリトリス)が陰茎のように肥大する病気と分かった。いわば、女の子が無理やり男の子にされようとしていたのだ。 両親と話し合い、性別と名前を女の子に変える法的手続きを取ることを決めた。家族は周囲にその事実を知られぬよう、県内の別の市に転居した。堀川医師は今も定期診察で年に2回その子に会うが、言葉遣いや様子は男っぽく、遊び相手も男の子ばかりという。「不必要で過剰な男性ホルモンを投与したからではないか」と心配でならない。 こうした事例はのちも続く。今年初め、別の大学病院から紹介されてきた子にも外性器の発達異常があった。判断が容易な症例ではなかったが、基本的な染色体検査さえされぬまま「どちらかというと外性器の形状が女に近い」という理由で女性と決めつけられていた。センターでの検査の結果、染色体は男性型のXY、不完全ながらも性腺は男性ホルモンを作っていた。 堀川医師は「どちらの例も、慎重に診断していれば、最初に選ぶべき性が逆だったはず」と表情を曇らせる。 * 医師の間でもタブー視されてきた性分化疾患が今以上に闇に置かれていた時代、患者はもっと低レベルの医療を受けざるを得なかった。日本小児内分泌学会性分化委員長の大山建司・山梨大教授は「男性器を形成するのが技術上困難だった80年代ごろまでは、医師の間では当然のように『迷ったら女にしろ』と言われていた」と打ち明ける。 特に、性分化疾患の中でも約2万人に1人と発生頻度が高く、外性器からでは男女の区別がつきにくい先天性副腎皮質過形成の場合は「当時の性別決定のうち、約15%は誤りだったとも言われている」。 ただし、原因が解明されてきた現在でも、容易には診断がつかないケースがある。染色体の異常の程度やホルモンの働き具合などが複雑に絡み合い、同じ病名がついても症状が全く違ってしまう。「どちらかの性で生殖能力があるか」や「将来、男女どちらだとより充実した性生活が送れるか」など、何を優先するかでも選ばれる性別は変わってくるという。「どうしても判断に迷うと、重圧で押しつぶされそうになる」「判定にはストレスを伴う」。ベテラン医師たちからもそんな本音が漏れる。 「この疾患ならば男性、これなら女性にするのが正しいという100%の正答がない。それが性分化疾患の難しさ」と大山教授は話す。 * 大阪府和泉市の府立母子保健総合医療センターでは90年代初め、あるトラブルがあった。 性別の判定が難しい子が生まれた。主治医は親に性別を決めるまでにはまだ時間がかかると説明したが、祖父は「性別がはっきりしないと田舎はうるさいので困る」と迫り、父親は「外に出せないような子だと近所でうわさになっている」と訴えた。 医師はせかされるように、この子は女性であると決めた。しかし、両親は出産直後、助産師が軽率に「とりあえず男でいきましょう」と言うのを聞いてしまっていたため、診断への不信感を長く引きずることになった。 同センターではこの問題をきっかけに、性分化疾患の疑いがある子が生まれたときの医療体制を決めた。子どもの症状を一人の医師が判断するのではなく、小児科や泌尿器科、産科、新生児科など複数の医師が集まり、それぞれの分野の経験と知識を出し合って結論を導き出す。 同時に、親に説明する際の留意点もまとめた。泌尿器科の島田憲次主任部長は「言葉の使い方一つで、親の受け止め方は違ってくる。『だと思う』といったあいまいな言い方はしないよう申し合わせた」と話す。 * こうした取り組みはまだごく一部でしか行われていない。堀川医師は訴える。「顕在化している問題事例は氷山の一角に過ぎない。不適切な診断を受けたまま、つらい人生を歩んでいる人がたくさんいるだろう。医師は子どもたちの一生を決める責任を背負っている。まずはその自覚が必要なのです」=つづく(次回は性分化疾患の当事者の話です) ………………………………………………………………………………… ◇性分化疾患 人間は一般的に、外性器・内性器や性腺(卵巣、精巣)、染色体のすべてが男女どちらかの性で統一されているが、それぞれの性があいまいだったり、食い違って生まれてくる病気の総称。出生後、男女どちらが望ましいかを決めた後、ホルモン治療や性腺の摘出、外性器の形成手術などで、選んだ性に近づけていくことが多い。不適切な判断を減らすため、日本小児内分泌学会は10月、初の症例調査に乗り出し、性別決定までのガイドラインを策定する。 (毎日新聞) |
境界を生きる 性分化疾患/2 揺れ動く心と体
境界を生きる 性分化疾患/3 子の性別、親が選んだ
境界を生きる 性分化疾患/4 告知…娘は命を絶った
境界を生きる 性分化疾患/5 金メダリスト、さらし者に
境界を生きる 性分化疾患/6止 存在、認める社会に
最後まで読んでくださってありがとう
記事は毎日アップしています。
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